2023年12月23日

宗谷本線勇知、デジタイズスキャンで蘇る・・

(本稿の写真は以前にエントリーしたものが多くなっていますが、今回はデジタイズアダプターでスキャン、高画質なデータをPhotoshopで加工したもので写真類の一新をしています)
昭和62年6月、傷心から、いったん何もかも捨てて北へ渡った僕は、それでも鉄道を楽しもうとする自分にも半ば呆れてはいた。
だが、心を無にし、素直に列車に乗ること、列車を見ることは傷ついた心を癒す大きな力になったのもまた事実だった。

広い北海道を当てもなく列車に乗る。
一気に行った稚内ですぐに折り返し、キハ56を両運転台改造したキハ53504の普通列車で勇知という駅で降りた。
勇知キハ53504.JPG

駅舎は車掌車がぽつんと置かれているだけだ。
だが、脇の暖房装置が北海道を物語る。
勇知駅舎.JPG

駅の周りを歩いてみた。
花が盛んだ。
北海道の春は一度にやってくる。。
開花前のルピナス。
勇知ルピナス.JPG

こちらは開花したもの。
勇知ルピナス 開花.JPG

ムラサキツメクサ。
勇知ムラサキツメクサ.JPG

デイジー。
勇知デイジー.JPG

駅すぐ近くに牧場が見える。
勇知牧場.JPG

構内、ただの棒線駅だ。
だがこの味わいはどうだ。
勇知構内.JPG

急行「宗谷」が来た。
先頭はDD511093、前2両が寝台車、後ろ4両が座席車で、この当時は夜行列車と昼行列車を同じ車両で運行する編成があり、寝台車は座席指定として使われた。
コンパートメント式の座席指定・・ついぞ乗らずに終わったが如何にも北海道らしい列車だと思う。
勇知DD511093宗谷.JPG

機関車の次位はスハネフ14だ。
勇知DD511093次位スハネフ14.JPG

スハネフ14・オハネ14と続いてオハ14となる。
勇知DD511093スハネフ・オハネ.JPG

昼間のブルートレイン、なぜこういう北海道らしい列車を残しておいてくれなかったのだろう。
勇知14系宗谷後尾.JPG

遠くへ過ぎていく列車。
勇知急行宗谷遠望.JPG

キハ40がやってきた。
キハ40228、この当時としてはまだ新車の香りが漂っていた。
勇知キハ40228遠望.JPG

接近する。
勇知キハ40228.JPG

去っていく単行気動車。
勇知キハ40228後追い.JPG

この時以来、未だに宗谷本線には乗れていない。
いつか時間的精神的に余裕ができたなら乗りに行きたい、そしてもう一度再訪したい宗谷本線勇知である。
posted by こう@電車おやじ at 22:34| Comment(0) | JR化後の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする