2023年06月14日

雨と鉄道

梅雨の季節、雨は撮影者や旅行者にとっては憂鬱なものだ。
そして時には大雨、豪雨、昨今では線状降水帯なるものができると、列車の運行は規制され、さらには線路や路盤への被害があると長期間にわたって当該線区の運行ができない可能性もある。
なにも最近だけではなく、大雨による水害で被災し、そのまま廃線になった鉄道もいくつも存在する。

しかし、雨は晴れと同じく気象現象の一つでしかなく、度を越さぬ雨はまたなんともいえぬ風情を持つものでもある。
今回は過去に出した写真の中からそんな雨のシーンを振り返ってみたいと思う。

函館本線桂川・・雨に煙る海岸線をキハ183が行く。
S62桂川キハ183.JPG

こちらは普通列車、キハ22だ。
S62函館本線桂川キハ22カラー (2).jpg

名鉄、廃駅になった東笠松にて。
7500系の豊川急行、長く見えるが同じ毛糸の列車と上下で出会っているところだ。
東笠松名鉄7500雨.jpg

通過する下り急行。
S61名鉄7500急行東笠松雨.JPG

蒲原鉄道、一度しか行けなかったがその時は大雨だった。
蒲原鉄道五泉.JPG

餘部駅に入線するDD51牽引、普通客車列車。
雨の餘部駅.jpg

豊橋駅前、豊橋電鉄の路面電車が入構する。
名古屋市電から来た3101号だ。
雨鉄豊橋3101.jpg

広島駅前、広電も初めて訪れた時は大雨だった。
旧神戸市電、1101号。
広電1101広島駅雨.JPG

雨が小降りになってきた。
帰宅する学生たち、そしてカラフルな電車たち。
通学広電雨1105.jpg


余部橋梁、DD51牽引の普通客車列車、下り。
餘部雨DD51.jpg

その列車の後尾、旧型客車独特の雰囲気、雨情というにふさわしい。
餘部雨客車.jpg

上り列車が発車していく。
餘部雨客車最後尾.jpg

名鉄知立駅。
雨の中、蒲郡線特急が入線。
知立特急三河湾7000.jpg

パノラマカーに運転士が乗り込む。
雨は小雨になってきたが、急な手すり、独特の姿勢をとる必要のある乗務員扉、足を滑らさないようにと思いながらの乗務だったのだろう。
知立7000運転士.jpg

雨の中、走るパノラマカーの展望席から。
うちつける雨、列車は淡々と走る。
固定窓のこちら側は外とは別世界だ。
名鉄パノpラマカー雨展望.JPG

地上時代の電鉄明石駅と山陽3000系特急。
山陽3066明石雨.JPG

「雨あがったね」声が聴こえそう。
山陽電鉄明石女子高生.jpg

犬山橋を行く当時の最新鋭車両・・・
キハ8500。
雨犬山名鉄キハ8500.jpg

パノラマスーパー。
雨犬山名鉄1000.jpg

3連化されたパノラマデラックス。
雨犬山名鉄8800.jpg

「特別なトワイライト」が来る寸前、豪雨になった。
EF65トワイライト・207雨の須磨.JPG

EF66が長い貨物列車を牽引する。
雨EG6633.jpg

トワイライトの後を受けた、「瑞風」が雨の中突っ込んでくる。
瑞風・223垂水雨.jpg

驟雨の中、神戸電鉄3000系。
081015神鉄道場3014雨.JPG

未だに晴れたことのない、雨晴。
1018雨晴キハ40×2義経岩.JPG

雨が晴れぬという意味ではなかろう二と、これは自分の運のなさへの自虐。
1018雨晴キハ40×2後追い.JPG

明けどころか霧も出てきた。
帰路につこう。
1018雨晴キハ40・47×3.JPG

水しぶきを巻き上げN700が走る。
0507西明石N700水しぶき.JPG

国鉄型がたくさんいた当時の王寺駅。
105系王寺雨.jpg

梅雨の雨の向こう、靄ってきた橋梁を山陽3000系が渡る。
0615加古川橋梁山陽3000系雨_01.JPG

デジカメになって撮影枚数に気を遣わずに済むようになり、雨の撮影も増えた気がする。
EF6627が雨を降り払って走る。
雨垂水EF6627.jpg

まだ大型電車の残っていた福井鉄道。
雨鉄福井602・802.jpg

山陽電鉄と近鉄の電車が阪神線路上で出会う。
雨山陽5603・近鉄1027.jpg

保存車両にも雨。
自分が神戸で車両保存に関わるようになってから、雨の多い時期には車両の痛みを気にするようになった。
雨小松クハ489-501.jpg

雨の東武鉄道佐野駅にはいる一日一本の特急列車。
0901佐野東武200系りょうもう.JPG

阪急松尾駅で嵐山線6300系が出会う。
20090725松尾阪急6452.jpg

嵐山駅の照明が雨に濡れ、電車のマルーン共々美しい。
20090725嵐山阪急6300系.jpg

雨の北条鉄道、梅雨時の田を見て走る。
雨北条鉄道.jpg

南海電鉄汐見橋支線、一編成しか運用されない電車が下町風情の中を行く。
雨鉄津守南海2231.jpg

山陽新幹線、雨の中で列車が出会う。
雨加古川橋梁500系N700  .jpg

雨あがり間近のドクターイエロー。
1129加古川橋梁D.Y.2.JPG

雨の西明石、ドクターイエローが来た時には小降りになってしまった。
0117西明石500・D.Y.2 (4).JPG

犬山橋を行く名鉄6000系。
スカーレットは雨の日にも良い。
犬山橋6000系旧.jpg

鉄道専用橋となった姿、やはり6000系がゆっくり進んでくる。
犬山橋6000系.jpg

熊本市電、当時最新鋭の軽快電車が豪雨を突いて走る。
熊本市8202田崎橋行き.JPG

雨には市電も走りにくそうだ。
熊本市1095後追い.JPG

最後に、広島市の雨。
雨の都会の風情に神戸市電が昔の街を懐かしんでいるようだ。
雨広電1153.jpg
posted by こう@電車おやじ at 15:36| Comment(0) | 鉄道と社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする