2021年08月09日

鹿児島市電

僕は昭和50年代後半時点で存在していた全国の路面電車をすべて訪問し終えていた。
ただ、このブログではこれまでに紹介できなかったところがあり、頻繁に訪問しても一二度しか紹介できなかったところもある。
また、地方私鉄や大手私鉄の路線でも訪問しながら紹介していないところ、国鉄の路線で紹介していなかったところもまだあるわけで、しばらくはそういう鉄道を取り上げてみたいと思う。
今回はそれらのうちから「鹿児島市交通局」鹿児島市電を取り上げたい。

僕が当時も今も日本最南端の路面電車である鹿児島市電を訪問したのは、そこが目的ではなく県内の鹿児島交通南薩線を訪問することを目的とした旅行で、昭和50年代前半、一年以内の期間に二度訪問している。
当時の情報で宿泊地を探すのは時刻表しかなく、安いビジネスホテルが鹿児島市くらいにしか見当たらず、鹿児島市内で宿泊、すると鹿児島市電も見ることが出来るという計画だった。

なお、40年前という事もあり当時の記憶がほとんど飛んでしまっていて、写真については撮影場所も記憶がない状態となっているが、SNSで友人たちからご教示をいただき、ある程度判明した部分もある。
また、当時の「鉄道ピクトリアル」誌などを参照に少しずつ読みほどいたものであること、ご承知おきいただきたい。
間違い等あればご教示いただくと幸いだ。

460形
旧車の機器流用車だが、エアサスを履いている。
461、西鹿児島駅前。
鹿児島市電461西鹿児島駅前.JPG

こちらは鹿児島駅近くの462。
鹿児島市電462鹿児島駅前.JPG



500形
昭和30年から近代的な純新車として登場した車両で、細身の独特のデザインは最北の札幌市電にも通じると思う。
当初は湘南タイプの二枚窓だったようで、後にワンマン化の際に600形に似たイメージになった。
501、市役所近くにて。
鹿児島市電501市役所前.JPG

510と504、この後間もなく廃止された伊敷線への系統だ。
鹿児島駅前。
鹿児島市電510・5043系統伊敷線鹿児島駅前.JPG

504、鹿児島駅前。
鹿児島市電504鹿児島駅前.JPG

507、谷山にて。
鹿児島市電507谷山.JPG

503、西鹿児島駅前。
鹿児島市電503西鹿児島駅前.JPG

600形。
鹿児島市電のイメージを決定的にした形式で溢れる個性と近代味がよくミックスされていると思う。

610、西鹿児島駅前。
鹿児島市電610西鹿児島駅前.JPG

続き番号が並んだ。
604と605、市役所前。
鹿児島市電604・605市役所前2.JPG

615、西鹿児島駅。
鹿児島市電615市役所前2系統後追い.JPG

607、市役所前。
鹿児島市電607市役所前.JPG

601、県庁前、今は水族館前というらしい。
鹿児島市電601県庁前.JPG

谷山にて、609と800形815。
鹿児島市電609・815谷山.JPG

800形。
大阪市電の代表車ともいえる2601形を譲受し、大改造により鹿児島市電流のイメージになった形式だ。
この点、ほとんど大阪時代の面影を失っていない広電900形と比べるとやや懐かしく感じない部分も確かにあった。

812、市役所前。
鹿児島市電812市役所前2.JPG

818、市役所近く。
鹿児島市電818市役所前.JPG

こちらは815。
鹿児島市電815市役所前.JPG

803、県庁前。
鹿児島市電803県庁前.JPG

鹿児島市電への3度目の訪問はあれから40年、未だに実現していない。
これは最北の札幌市電にも言えることで、なんとか改めて訪問したいと願っている。

ただ、当時は「まつかぜ」→「かいもん」、「阿蘇」→「有明」(たぶん)という列車の旅だったが、次回訪問するなら航空機になるのだろうか。
神戸からだと、わずか3時間台の新幹線だろうか、あの、遠くへ来たという実感がとても心地よかった気もする。

最後は谷山の停留所票。
再訪問できることを祈念して。
鹿児島市電谷山駅名票.JPG

posted by こう@電車おやじ at 19:58| Comment(0) | 私鉄の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする