伊豆急行の1000系、伊豆箱根の3000系、国鉄185系の急行運用、これらがすべて揃うのが昭和56年ではある。
大阪駅から20系客車の急行「銀河」に友人たちと乗車した。
「銀河」は三島に停まらず、沼津か熱海で降りるしかない。
写真を見ると沼津で降りたようだ。
沼津駅を発車していく「銀河」
ちょうど、隣のホームに回送の20系客車がいた。
「銀河」の車両とは異なり、痛みが激しく見えた。
沼津駅と思われるが御殿場線の72系電車、モハ72145だ。
さて、伊豆急行を先に行ったか、伊豆箱根の駿豆線を先に行ったかの記憶が定かではない。
なんとなくだが三島まで行き、伊豆箱根駿豆線に行ったような気がする。
いきなり新型、3000系が現れた。
カラーリングが一瞬、ブルーライナーに思えた。
三島駅で並ぶ3タイプの電車。
ちょっと斜めから。
1000系電車、サイドビューは113系に似ているけれど、バランスがとてもいいと思う。
その先頭部。
中間車のサイド、台車が如何にも古そうだ。
三島から修善寺まで往復したが、雨で写真を撮っていない。
(撮っているかもしれないが今は見当たらない)
電車は結構飛ばしていたように思う。
三島駅に入る急行「伊豆」185系の新車だ。
停車の様子。
この列車で熱海へ向かったのだろうか。
熱海(撮影場所をご教示いただきました。ありがとうございました。)
列車の正面。
伊東駅にて。
(熱海と記憶していましたが、ご教示いただき訂正しました。ありがとうございます)
こちらは100系電車。
国鉄東海形を私鉄らしくアレンジしたような車両に思えた。
もう一度、1000系を見ると・・東海形が117系や185系に進化したように、純粋に100系を進化させたものが1000系であると納得できる。
この車両の雰囲気は良く、伊豆急行の今後の車両がこれになると信じて疑わなかったものだ。
その電車に乗って、運賃が高額なのと、時間的余裕がないことから駅名に惹かれ、伊豆高原へ向かった。
川奈駅で対向列車の100系を。
けれど、下車した伊豆高原は海が見えず、車両基地のある、およそ伊豆を感じさせない駅だった。
そこにやってきた100系。
ローカル鉄道とは思えないような長大編成に驚いたものだ。
グリーン車、サロ187(写真から167と判断していましたが、ご教示いただきました。ありがとうございます)
国鉄近郊型のグリーン車よりははるかに出来の良い車両に見えた。
サハ191、この車両のことは知っていた。
当時の私鉄界唯一の全室食堂車、サシ191(サントリーから贈られた登場時はスコールカーと呼ばれていたと思う)を普通車に改造した車両で、一形式一両だった。
まさか、目の前にその車両が現れるとは…
このサハ191をもとに、1000系ができたという話を聞いた。
車庫だから保線用の機械も置いていた。
113系、なぜにここまで来て113を撮るのか…当時は苦笑したものだ。
こちらも113系、8連の長い編成だ。
グリーン車はサロ110-15、元は153系の2等車だったクルマだ。
こちらも別の113系列車。
関西人にとってスカ色は珍しかったが、113系には食傷気味で…なんだぁ・・と思ったものだが、それでも撮影はしているその頃の自分をほめてやりたい。
特急「あまぎ」183系。
157系は一度新幹線の車窓から見ただけで、この直前に引退しており、会えなかったのが悲しい。
で・・小田原へ向かったのだろうか。
ネガには小田急NSEが写りこむ。
新幹線電車とNSEという、いわば世紀の組み合わせだが・・・巨大なコンビーフの宣伝が・・・
時代を表すといえばまさにそうなのだろうけれど。
NSEが通勤車と出会う。
伊豆箱根鉄道大雄山線もホームから眺めた。
113系とクラシカルな国電出自の電車たちが出会う。
その次は箱根湯本付近の写真となっていた。
ネガが散逸しているので別の時のものも混ざっているかもしれない。
(この部分の一部は既出だが今回、改めてスキャンし画像の復元を行った)
箱根登山鉄道、小田原方からクラシックな110号がやってきた。
こちらは113号。
小田急NSE、僕が撮影した中では唯一、編成全体が入ったカットだ。
しびれるような流線形、名鉄7000は大衆特急でその親しみやすさが大きな魅力だったが、こちらはいかにも優等列車としての格調高い姿・・関西人にとっても憧れの列車だ。
後尾。
この時が晴れていたならと今でも思う。
箱根湯本駅のNSE。
箱根湯本駅を反対側から見た様子。
登山電車111号がいる。
(結局、箱根登山鉄道にはこの後、もう一度訪問することになる)
ここから新宿行の「はこね」号に乗ったのだろうか。
乗車風景。
車内・・夏休みの子供たちが精いっぱいのオメカシをしてもらってロマンスカーに乗る。
新宿駅に着いた様子。
親子がしみじみとロマンスカーを眺める。
華やかな雰囲気も漂う夏休みの新宿駅ロマンスカー。
そこへSE改めSSEが入ってきた。
ひと時代前の流線形。
そこには重厚な歴史すら感じられる。
小田急新宿駅の風景。
到着した電車から出口を目指す乗客たちは華やかな装い。
人波が途切れた後、男性が電車に向かう。
停車している電車はいずれも当時の小田急の顔だ。
このあと、東京で宿泊し、翌日は江ノ電、また185系などを見て小田原に出たように思う。
小田原駅に戻って帰りの新幹線に乗る前、跨線橋からSSEを。
こうしてみるとやはり美しい。
先頭部のアップ。
サイド。
一昨年、ようやく熱海駅で駅撮りできたが、その時に撮影した伊豆急行8000系(元東急8000系)とJR185系。
観光路線だった伊豆急行に通勤車が入るのは驚きだが、セミクロスに改造されていた。
185系は今も最後の活躍を続ける。
