2018年01月13日

昭和56年、伊豆・箱根・ロマンスカー。

昭和56年(1981年)というが、実は出てきた写真の中には明らかに撮影時期がずれているものがあることをまずお許し願いたい。
伊豆急行の1000系、伊豆箱根の3000系、国鉄185系の急行運用、これらがすべて揃うのが昭和56年ではある。

大阪駅から20系客車の急行「銀河」に友人たちと乗車した。
「銀河」は三島に停まらず、沼津か熱海で降りるしかない。
写真を見ると沼津で降りたようだ。
S56銀河ナハネ21乗降口.JPG

沼津駅を発車していく「銀河」
S56銀河発車熱海.JPG

ちょうど、隣のホームに回送の20系客車がいた。
「銀河」の車両とは異なり、痛みが激しく見えた。
S56回送20系熱海.JPG

沼津駅と思われるが御殿場線の72系電車、モハ72145だ。
S56御殿場線モハ72145沼津.JPG

さて、伊豆急行を先に行ったか、伊豆箱根の駿豆線を先に行ったかの記憶が定かではない。
なんとなくだが三島まで行き、伊豆箱根駿豆線に行ったような気がする。

いきなり新型、3000系が現れた。
カラーリングが一瞬、ブルーライナーに思えた。
S56伊豆箱根3000系三島.JPG

三島駅で並ぶ3タイプの電車。
S56伊豆箱根三島並び2.JPG

ちょっと斜めから。
S56伊豆箱根三島並び.JPG

1000系電車、サイドビューは113系に似ているけれど、バランスがとてもいいと思う。
S56伊豆箱根1001三島編成.JPG

その先頭部。
S56伊豆箱根1001三島.JPG

中間車のサイド、台車が如何にも古そうだ。
S56伊豆箱根1001中間三島.JPG

三島から修善寺まで往復したが、雨で写真を撮っていない。
(撮っているかもしれないが今は見当たらない)
電車は結構飛ばしていたように思う。

三島駅に入る急行「伊豆」185系の新車だ。
S56三島185入線.JPG

停車の様子。
S56三島185・2.JPG

この列車で熱海へ向かったのだろうか。

熱海(撮影場所をご教示いただきました。ありがとうございました。)

S56伊豆急1501カラー編成全景.JPG

列車の正面。
伊東駅にて。
(熱海と記憶していましたが、ご教示いただき訂正しました。ありがとうございます)
S56伊豆急伊東1501.JPG

こちらは100系電車。
国鉄東海形を私鉄らしくアレンジしたような車両に思えた。
S56伊豆急167熱海BW.JPG

もう一度、1000系を見ると・・東海形が117系や185系に進化したように、純粋に100系を進化させたものが1000系であると納得できる。
この車両の雰囲気は良く、伊豆急行の今後の車両がこれになると信じて疑わなかったものだ。
S56伊豆急1501編成BW熱海.JPG

その電車に乗って、運賃が高額なのと、時間的余裕がないことから駅名に惹かれ、伊豆高原へ向かった。
川奈駅で対向列車の100系を。
S56伊豆急117川奈.JPG

けれど、下車した伊豆高原は海が見えず、車両基地のある、およそ伊豆を感じさせない駅だった。
そこにやってきた100系。
ローカル鉄道とは思えないような長大編成に驚いたものだ。
S56伊豆急行163伊豆高原.JPG

グリーン車、サロ187(写真から167と判断していましたが、ご教示いただきました。ありがとうございます)
国鉄近郊型のグリーン車よりははるかに出来の良い車両に見えた。
S56伊豆急行サロ167伊豆高原.JPG

サハ191、この車両のことは知っていた。
当時の私鉄界唯一の全室食堂車、サシ191(サントリーから贈られた登場時はスコールカーと呼ばれていたと思う)を普通車に改造した車両で、一形式一両だった。
まさか、目の前にその車両が現れるとは…
S56 伊豆急サハ191伊豆高原.JPG

このサハ191をもとに、1000系ができたという話を聞いた。

車庫だから保線用の機械も置いていた。
S56伊豆急行工事車両.JPG

113系、なぜにここまで来て113を撮るのか…当時は苦笑したものだ。
S56伊豆急行国鉄113ユニット窓車伊豆高原.JPG

こちらも113系、8連の長い編成だ。
S56伊豆急行国鉄113系8連伊豆高原.JPG

グリーン車はサロ110-15、元は153系の2等車だったクルマだ。
S56伊豆急行国鉄サロ110-15伊豆高原.JPG

こちらも別の113系列車。
関西人にとってスカ色は珍しかったが、113系には食傷気味で…なんだぁ・・と思ったものだが、それでも撮影はしているその頃の自分をほめてやりたい。
S56伊豆急行国鉄113伊豆高原.JPG

特急「あまぎ」183系。
157系は一度新幹線の車窓から見ただけで、この直前に引退しており、会えなかったのが悲しい。
S56伊豆急行国鉄183伊豆高原.JPG

で・・小田原へ向かったのだろうか。
ネガには小田急NSEが写りこむ。
S56小田急NSE小田原入線.JPG

新幹線電車とNSEという、いわば世紀の組み合わせだが・・・巨大なコンビーフの宣伝が・・・
時代を表すといえばまさにそうなのだろうけれど。S56小田急NSE新幹線0系小田原.JPG

NSEが通勤車と出会う。
S56小田急NSE・HE小田原.JPG

伊豆箱根鉄道大雄山線もホームから眺めた。
113系とクラシカルな国電出自の電車たちが出会う。
S56伊豆箱根大雄山163・181・国鉄113小田原.JPG


その次は箱根湯本付近の写真となっていた。
ネガが散逸しているので別の時のものも混ざっているかもしれない。
(この部分の一部は既出だが今回、改めてスキャンし画像の復元を行った)
箱根登山鉄道、小田原方からクラシックな110号がやってきた。
S56箱根登山110湯本.JPG

こちらは113号。
S56箱根登山113湯本.JPG

小田急NSE、僕が撮影した中では唯一、編成全体が入ったカットだ。
S56小田急NSE編成湯本.JPG

しびれるような流線形、名鉄7000は大衆特急でその親しみやすさが大きな魅力だったが、こちらはいかにも優等列車としての格調高い姿・・関西人にとっても憧れの列車だ。
S56小田急NSE先頭湯本(画像加工あり).JPG

後尾。
この時が晴れていたならと今でも思う。
S56小田急NSE後尾湯本.JPG

箱根湯本駅のNSE。
S56小田急NSE後尾2湯本駅舎.JPG

箱根湯本駅を反対側から見た様子。
登山電車111号がいる。
S56箱根登山111湯本駅.JPG
(結局、箱根登山鉄道にはこの後、もう一度訪問することになる)

ここから新宿行の「はこね」号に乗ったのだろうか。
乗車風景。
S56小田急NSE乗車風景.JPG

車内・・夏休みの子供たちが精いっぱいのオメカシをしてもらってロマンスカーに乗る。
S56小田急NSE車内.JPG

新宿駅に着いた様子。
親子がしみじみとロマンスカーを眺める。
S56小田急NSE新宿家族.JPG

華やかな雰囲気も漂う夏休みの新宿駅ロマンスカー。
S56小田急NSE新宿.JPG

そこへSE改めSSEが入ってきた。
S56小田急SSE新宿1.JPG

ひと時代前の流線形。
そこには重厚な歴史すら感じられる。
S56小田急SSE新宿2.JPG

小田急新宿駅の風景。
到着した電車から出口を目指す乗客たちは華やかな装い。
S56小田急新宿乗降風景.JPG

人波が途切れた後、男性が電車に向かう。
停車している電車はいずれも当時の小田急の顔だ。
S56小田急新宿乗降風景2.JPG

このあと、東京で宿泊し、翌日は江ノ電、また185系などを見て小田原に出たように思う。
小田原駅に戻って帰りの新幹線に乗る前、跨線橋からSSEを。
こうしてみるとやはり美しい。
S56小田急SSE小田原全景.JPG

先頭部のアップ。
S56小田急SSE 先頭部小田原.JPG

サイド。
S56小田急SSEサイド小田原.JPG

一昨年、ようやく熱海駅で駅撮りできたが、その時に撮影した伊豆急行8000系(元東急8000系)とJR185系。
観光路線だった伊豆急行に通勤車が入るのは驚きだが、セミクロスに改造されていた。
185系は今も最後の活躍を続ける。
熱海伊豆急8014・JR185.jpg

posted by こう@電車おやじ at 14:57| Comment(6) | 国鉄・私鉄双方の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
旧年中は皆様に大変お世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
HAPPY NEW YEAR名鉄.jpg

こう@電車おやじ
posted by こう@電車おやじ at 07:28| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする